新しいうるしろうそくの季節です 2017

 

「うるしろうそく」を発売して2年目、新しいうるしろうそくを発売する季節がやってきました。

昨年の晩秋、漆の実を収穫する様子を体験しに能登 輪島へ行ってきた様子をお伝えいたします。

「漆の実の収穫についていってもいいですか?」

 

 普段は漆掻きの仕事をされている中平さんが、そろそろ漆の実の収穫にいくと聞きつけ、同行させていただくことにしました。

 中平さんは漆を掻く仕事をされていますが、漆の苗を植えたり、そのお世話、下草を刈ったりと本当に多岐にわたります。そして昨年からは漆の実も収穫してくれているのです。

 

 今回同行させていただいた場所は石川県輪島市内から車で30分ほど。僕らは山の中へ山の中へと入って行きました。

「自作の道具を使って漆の実を収穫していきます」

 

 漆の木がある場所に到着しました。

漆の木は葉がほとんど落ちています。木の枝先をみると、ぶどうの実みたいなものがぶら下がっています。それが漆の木の実です。中平さんはその実を自作の道具を使って一房ずつ刈り取っていきました。

 

 冬には鳥たちも漆の実をエサとしているようで、刈り取っている最中も実をついばんでいました。

「いっぱい実が採れる年と少ない年があるんですか?」

 

 次々と漆の実を収穫していく中平さん。その最中に気になったことを聞いてみました。

たくさん実が収穫できる年と、少ない年はあるのだろうか。その疑問に中平さんはこう答えてくれました。

 その年によってたくさん実がなる年もあれば、少ない年もある。でも、それは木によって違うだけで、全体的に少ないとか多いということはないのだと。

 漆の実を収穫できるのは、夏の漆掻きが終わった晩秋から雪が降るまでの間。その間にいろいろな山を回って漆の実を収穫してくれているそうです。


 

 

 この日に収穫した漆の実を含めて、今年2017年はおおよそ280kgを収穫できました。今回漆の実の収穫に同行してかんじたのは自然と人の暮らしとの繋がりです。

漆の木を含めて植物は、1年の自然のサイクルを刻んでいます。そのなかに私たちはあって、植物から分け前を少しもらっています。「うるしろうそく」はそんな自然のリズム、繋がりが感じられるものではないかと思っています。

 

 昨年収穫した漆の実を使って、2017年6月から新しいうるしろうそくの販売を始めました。うるしろうそくは、ワインみたいにその年によって味わいが変わるわけではないのですが、新しいうるしろうそくに火を灯すことで、能登の自然との繋がり、能登の里山との繋がりを感じていただければ、と願っています。

 

「うるしろうそく」のご購入はこちらからどうぞ。